日本では6年間の小学校生活と3年間の中学校生活の合計9年間で、義務教育と呼ばれるものが成立しています。この9年間の義務教育は非常に重要で、人格形成をする上でも大事なものになるはずです。それにもかかわらず、学校で学ぶ事は社会に役立たないことが結構あります。そのうちの1つが、結果よりも努力を重視することです。学校では、どれだけ結果を出したかよりもどれだけ努力したかが重視されるわけです。つまり、結果を出した場合も評価されますが、それ以上に頑張ったことに対して評価されるでしょう。確かに物事に対して努力をすることが重要かもしれませんが、社会に出ると全く逆の評価のされ方をするため多くの人が戸惑うはずです。よくあるパターンは、会社の営業マンです。営業マンはいくら努力をしようとも、契約が1件も取れなければ評価されません。逆にあまり努力をしていないのに才能があり契約を十分に取ってくるような人は会社で価値が高いとされ評価されます。評価されると言う事は、それだけ出世しやすい事でもあり、また給料が上がりやすいといえます。このように考えると、どちらが正しいか疑問ですが、特にどちらも正しいわけでもなく間違っているわけではないと言えるでしょう。少なくともそのような教育をしている以上は、何らかの意味があるはずです。もし社会に出る場合は、従来の義務教育でもいいんだ努力が大事と言うことよりも、結果が大事という考えに切り替えなければならないところです。それ以外では、学校の場合失敗を嫌う傾向があります。これは学校がどのように指導しているわけではありませんが、例えばテストの点数で間違いがあった場合そのテストの結果を見て叱る親もいるでしょう。そうすると子供は次第に失敗することを恐れてしまいます。失敗する場合には、人に怒られる可能性があるため挑戦しない大人が生まれるでしょう。すると、挑戦する大人が減少してしまう結果的に国の発展が妨げられることになります。